中国輸入の盲点!旧正月で気をつけるべき中国仕入の対策を解説!

中国の商品を輸入して販売している方にとって、
気をつけないといけない時期に「旧正月」があります。

旧正月を正しく理解して商品販売を行わないと
在庫切れが続いて売上が下がったり
商品が届かずにクレームになったり
店舗活動に大きな影響を与えます。

今回は、旧正月の問題と対策について
紹介していきます。

旧正月とは

旧正月とは中国暦におけるお正月です。
「春節」とも言われています。

時期は1月下旬から2月上旬ごろです。

現在は中国でもグレゴリオ暦(新暦)を採用しているものの
旧正月の時期は、かなり盛大に祝われれ、祝祭日とされます。

中国の祝祭日の中でも、
もっとも重要と言われていて
かなり多くの店舗が休業状態になります。

旧正月の休み方は日本では非常識レベル

マジであり得ない中国の満員状況

日本では年末年始の両方を合わせて
1週間ほどの休みとなるのが常識です。

しかし、中国の旧正月は
それよりも圧倒的に長い場合がほとんどです。
1ヶ月程度商品の購入ができない場合も出てきます。

実際の旧正月は3日とされていますが
7日程度を休業とするケースが多いようです。

ですが、実際はそれよりも圧倒的長くなることが多く
時期も会社や店舗によって異なります。

なぜかというと、世界一の人口を抱える中国は
この期間に「想像を絶する人数が移動」するためです。

これに便乗して、列車などの交通機関が
「恐ろしいほどの運賃の値上げ」を行います。

この時期は、ただ田舎に帰るだけなのに
交通費だけで”1ヶ月の給料が吹っ飛ぶ”ことも
珍しいことではありません。

もはや田舎への帰省が
「ゴールデンウィークの海外旅行」と
同じレベルになってしまうのです。

そのため、価格が通常期に近くなる
旧正月の7日間の「前後10日間」ほどに
日程をズラして帰省するのです。

なので、1ヶ月近く会社や店舗が
休業状態になってしまうのです。

中国の人は、人によりますが
全体的に日本ほど労働意欲が高くなく、
給料も「暮らせれば問題ない」という人が
それなりに多いというのも
休みを長期化させる一つの要因となっていると思われます。

このように、旧正月の間だけ
気をつければ良いというわけではないので
中国から仕入をする際は注意しましょう。

旧正月で注意すべき問題と解決策

旧正月は問題が多発する!

このように、旧正月は長期休業になる場合が多々あります。

会社や店舗にとっては、キリの良いこの期間に
「商品の入れ替え」や「在庫処分」をする場合が多くあります。

ここらへんは、日本の年末商戦に近いと言えます。
そのため、いくつかの問題が出てきます。

この点も踏まえながら、旧正月の問題点を
確認していきましょう。

仕入ができない

上述してきたとおり、旧正月の間は
会社や店舗が休業状態になるため
そもそも仕入ができなくなります。

淘宝網(タオバオ)の店舗など
一見すると注文を受け付けているように
見えるものも多数ありますが
注文しても音沙汰なし…ということがザラに発生します。

在庫切れが多くなる

旧正月前には、在庫処分を行なうため、
いつもよりも在庫切れが多くなります。

新しく商品を仕入れることもなく、
抱えている在庫を、現金化していきます。

在庫がなくなっても、商品ページを更新せずに
そのまま注文受け付けをしていることもあります。

数日後「在庫ありません」と注文連絡が入ります。

日本で予約注文(無在庫販売)にて販売する場合は
気をつけなければいけません。

不良品の割合が多くなる

これは少し感覚的な話になりますが
不良品が多くなります。

中国では悪気なく不良品を送ってきます。
なぜなら、不良品だったら
「返送すればいいよね」という感覚だからです。

店舗で検品するのではなく
お客さんが検品して不満だったら
どうぞ返して下さいという感じです。

しかも、この返却された商品も
平然と違う顧客に発送してしまいます。

つまり、在庫処分の旧正月前は
不良品が店舗に最も蓄積されている時期なのです。

そのため、不良品が送られてくる割合が高くなるのでしょう。

商品販売終了になる

売れ行きが悪い商品は、キリの良いこの時期に
生産終了となるケースが多いようです。

そのため、旧正月明けに「また仕入れられるだろう」と
日本で予約注文を受けてしまうと、後になって
「生産終了しました」と連絡が来る場合が多くなります。

安易には予約注文は受けない方が良いでしょう。

物流が遅くなる

”世界の工場”とも言われる中国では
旧正月前に、各国の販売業者が
休み期間中に販売する在庫を確保しようと
大量の注文を行います。

旧正月明けには、不足気味になった在庫を
復活させようと、同じように大量の注文が入ります。

そのため、旧正月前後は大量の荷物が動き
物流がパンク寸前になります。

DHLやFedExなどでも通常は2~3日で届く荷物も
1週間以上かかることがザラに出てきます。

この期間も想定して在庫を確保する方が懸命でしょう。

まとめ

以上に述べてきたとおり、
旧正月には事前の対策が必須です。

具体的な対策としては、
次のようなことが挙げられます。

  • 12月下旬には準備として仕入スケジューリング
  • 1月上旬から中旬に仕入の最終調整
  • 旧正月が明ける前の2月上旬には仕入準備
  • 旧正月明けに即注文

旧正月が明けたからと言って
在庫が安定したり、物流が早くなることはなく
旧正月前と問題は同じ傾向にあります。

正常に戻るには1~2週間はかかるので
しっかりと備えをしておきましょう。

”備えあれば憂いなし”です。

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