楽天市場の出店プランはどれを選ぶ?他販路と費用や特徴を比較

楽天市場はネットショップ運営者なら
販路の一つとして選択肢に入ってくる
最大手のショッピングサイトです。

楽天を出店するに当たって
他のサイトとの違いや
注意点やポイントなどをまとめました。

楽天市場と他の通販サイトの違い

強い商材

通販サイトごとに売れる商材が異なります。
例えば、Amazonなら書籍は言わずもがな
家電やホーム&キッチンなどに強いサイトです。

一方、楽天市場といえば食品です。
お取寄せ系には鉄板のサイトとも言えます。
また、アパレル系商材にも強いのが特徴です。

最近はAmazonなど他のサイトも
アパレルに力を入れていますが
楽天は依然として力強い販路です。

流通額シェアの違い

2015年時点

そして、何と言っても
流通額が巨大です。

インターネット通販の3割程度が
楽天と言われています。

Amazonは2割程度。
ヤフーショッピングは1割もありません。

出店店舗数においては
楽天が4万店舗ほどですが
ヤフーショッピングは30万店舗以上です。

流通額の3割を4万店舗で分け合うのと
たった1割を30万店舗で分け合うのとでは
1店舗あたりの収益性に差が出るのは当然です。

実際、ヤフーショッピングは
これだけの店舗数があるのにもかかわらず
月刊PVCは5億PVほどです。

一方の楽天市場は33億PVにもなります。

このような視点からも楽天市場の魅力が見て取れます。

販売形態

楽天とAmazon

またAmazonとの違いとして
販売形態の違いが挙げられます。

Amazonの場合は、1つの商品に
いくつもの店舗が出品をしています。
この場合、熾烈な価格競争が発生します。

一方で楽天市場は店舗を出店する形ですので
自店のコンセプトを明確にしたり
特典やプレゼントで差別化を図ったりできるため
安易な価格競争にはなりにくい形態です。

どちらかというとAmazonが特殊なので
楽天市場が特別というわけではありませんが

価格比較がされやすい
型番で検索できるような商品を扱っている場合は
大きな差を生むポイントとなります。

出店費用がネック

集客力や販売力が期待できる楽天市場ですが
もちろん良いことばかりではありません。

もっともネックになるのは出店費用です。

楽天市場への出店は半年か年間契約が基本です。
初年度には諸経費を含めて最低でも
30万円以上を「一括」で支払う必要があります。

もしショップデザインを外部委託する場合は
ここにさらに数十万円という
外注費がかかることもあります。

そのため、初心者が参入しにくい販路とも言えます。

逆に言えば、ある程度実績を持っていて
責任を持って取り組める店舗が多いということ。

だから、出店数が多くないのにもかかわらず
高い流通額を維持出来るているとも言えます。

年間ではなく、3ヶ月単位で
契約できるプランもありますが
かなり割高になります。

期間限定ショップでもない限り
このプランはなしでしょう。

また、表には出ていない隠れプランも存在します。
「エンパワーメントプラン」というプランです。

これは楽天市場の営業から電話がかかってきた場合に
案内をされるプランです。

月額費用|4,900円(年間契約・四半期ごとの支払)
システム利用料|一律固定12%
初期費用|なし
決済手数料|他プランと同様

という内容なのです。

Amazonの大口出品を意識したような価格です。
ただ、実際はそれより割高になります。

Amazonの大口出品の場合は
システム利用料(販売手数料)は
だいたい10~15%です。

一方、楽天の場合は、システム利用料とは別に
決済手数料や楽天スーパーポイント代金などが請求されます。
結果的に15%を越えてきます。

決済タイプによっては
合計20%越の場合もあるので
完全に割高になるでしょう。

どのプランを選べば良いのか

出店を検討している人にとっては
どのプランで出店すれば良いのか
迷うところだと思います。

プランの主な違いはシステム利用料です。
つまり、売上に応じて支払うロイヤルティが異なります。

固定費で高いお金を払って
システム利用料を安く抑えるか
固定費で安いお金を払って
システム利用料を高く払うか。

この選択を迫られます。

楽天市場が提示している基準としては
楽天市場で「月商132万円」を目指すなら
スタンダードプラン。それ以下ががんばれプラン。

ライトプランは先程お伝えしたとおり
選択肢としては除外です。

また、この記事の読者の方には
メガショッププランを出すような
猛者はおそらくいないと思います。

となると、このスタンダードプラント
がんばれプランで迷うわけです。

すでに他の販路で1店舗の売上が132万円を
越えているなら、楽天でもほぼ間違いなく
その売上以上になるはずなので
スタンダード以上でOKだと思います。
むしろ、積極的に展開していきましょう。

一方で、そもそもネットショップが始めてとか
他で出店しているけど、そこまで売上がない
という場合はどうするかというのが問題です。

出店をしていないうちに月商を予測するのは
やはり難しいものです。

その場合は、がんばれプランから出店することを
オススメします。

なぜかというと、いくら集客力がある
楽天市場といえども、出店直後から
いきなりアクセスが集まるわけではありません。

始まったばかりの頃は、
店舗デザインや出品作業などの
店舗作りに時間がかかります。

早くてもこれに1ヶ月程度はかかるでしょう。
もっとかかる場合も珍しくはありません。

その後、ようやくアクセスが入ってきて
少しずつ売上が上がっていきます。

売れると検索が上位に上がっていきますので
さらに売れるようになってきます。

売上が安定するまでに
少なくとも数ヶ月はかかります。

こういう流れを考えていけば
すでに実績のあるネットショップ強者でない限り
金銭的負担とリスクの少ない
がんばれプランでスタートするのが良いでしょう。

そもそも楽天市場に出店すべきなのか

楽天市場に出店するべきかどうか

「1店舗の月商が132万円なんて到底ムリ!」
「やっぱり私には楽天は難しいのかも…」と
思う方もいるかもしれません。

しかし、心配には及びません。

確かに、ネットショップ未経験者が
いきなり楽天市場に出店するのは
少し難易度が高いと思います。

楽天市場のシステムは他のサイトと比べて
かなり使いにくく、分かりにくく、入り組んでいます。

サポート電話をすれば色々と教えてくれますが
最初のうちは、電話をするのが面倒になるほど
何度も電話をかけるということも珍しくありません。

多少は他の販売サイトで慣れて
土台を作ってから出店した方が
スピーディーな展開が可能です。

一方で、すでに他の販路である程度の
実績がある方であれば、積極的に出店すべきです。

楽天市場は圧倒的に集客力に優れていますので
現在出店している他のサイトの店舗よりも
高い売上を得られる可能性はかなり高いです。

2倍、3倍、時にはそれ以上の
売上になることも珍しくありません。

なので、積極的に取り組んでみましょう。

楽天市場の出店のデメリット

楽天市場に出店する際に発生するデメリットは
やはり初期投資の高さです。

ですが、その投資を回収できるから
現在も4万店舗以上が出店しているのです。

あとは「勇気」だけです。

また、サイト構築や各種設定については
少々手間がかかる部分はあるでしょう。

この点はじっくりやるしかありません。
なるべくチームを組んで
取り組むことをオススメします。

逆いいえば、デメリットは
お金と手間の部分くらいです。

ビジネスとしては
リスクが少ない範囲です。

ぜひ積極展開してみましょう。

ただし、売上に対して
楽天市場に支払う総額を考えたときに
決して安いほうではないので
薄利のビジネスはなりたちにくいと思います。

少なくとも10%前後(できれば15%を想定)は
楽天への手数料として考えて
ビジネスを組み立てるようにしましょう。

今回の記事は以上です。

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