お金持ちが「不幸になる理由」と「幸せになる方法」

楽スルの大久保です。

今回は「お金持ちは不幸なのか?」という
一見すると暗いテーマについて
”全力”で書いてみました。

収入を上げたいという方に対して
経験上からも、必ず役に立つ
本当に重要なテーマですので、
お読みいただければ幸いです。

2種類のビジネスコンサル

ビジネスコンサルには
次の2つのタイプがあります。

  • やりたいことをビジネスの形にする
  • 稼ぐためのノウハウと環境提供

前者は自分自身の理想のビジネス像があって、
けれど、どう実現すれば良いのか
分からない場合に実施するものです。

後者は金銭的、時間的な自由を手にするため
手段は何でも良いから指導して欲しいという場合に
提供しているものです。

前者と後者の間では、
コンサルの難易度が全く異なります。

やりたいことがすでにある
前者の方が圧倒的に難しく、
細部まで注意を払わないと
結果を出すことが難しいことが多いです。

一方で、ただ稼ぐだけで良いのなら
こちらで難易度の低いビジネスについて
レールを敷けば良いので、
決して難しいものではありません。

ただし、成功を手にした”後”の
「幸福度」という視点では
その立場が”逆転”します。

前者はビジネスを成功させることは
難易度が高いけれど、成功すれば
急速に幸福度が向上します。

しかし、後者はビジネスが成功しても
場合によっては、人生の質が
「急激に低下」する可能性があります。

つまり、

お金持ちになったのに
むしろ「不幸」になる

という場合が意外にも多いです。

今回は、この理由について
解説していきたいと思います。

自由とは何か?

「稼ぎたい!!」と思っている方が
根底として欲している「自由」には
次の2種類があります。

  1. 金銭的自由
  2. 時間的自由

金銭的自由とは、いわゆるお金持ちになること。
誰にでも、使えるお金の上限があります。

この上限が低けれ低いほど、
いろいろな選択肢が狭まり、
自由な状態から遠ざかります。

自分にとって十分なお金を所持することで、
お金の制約から開放されることが
金銭的自由です。

一方、いくら金銭的な自由があっても、
それを使う時間がなければ
意味がありません。

たとえ1億円の現金があっても
1年365日起きている間、
ずっと働き詰めだとしたら、
好きなことはできません。
(働きたいなら別ですが)

少なくとも、自分がしたいことを
十分にできるだけの時間を確保している状態、
つまり、「時間持ち」になる必要があります。

お金持ちであるとともに
時間持ちであることが
「自由」な状態であると言えます。

自由な状態になることは
幸せに生きるためにも
とても大切なことです。

そのため、私は楽スルというサービスを通して、
凡人が最もお金持ち、時間持ちになりやすい
物販をお伝えしていて、ありがたいことに
多くの方がそれに近い状態になっています。

「お金持ち≒幸せ」という幻想

しかし、お金持ち、時間持ちになった人が
必ずしも幸せになっているかというと
そうではありません。

実際のところ、ビジネスに取り組んだ後、
個人で得られる利益で
数十万とかの”ある程度”結果が出てきた時点で
急ブレーキがかかる人を数多く見てきました。

おそらく、結果を伴ってきた時点で
直感的に、それ以上のお金も時間も
必要ないと感じてしまって
行動にブレーキがかかるのではないかと思います。

この行動は生存本能なのかもしれません。

なぜなら、必要以上に稼いだり、
時間的な自由を手にすることは
幸福度を下げる可能性があるからです。

実際に、アメリカや日本でも
幸福度と所得の相関関係について、
大規模な調査が行われています。

それによると、だいたい年収で
800万円〜1000万円前後で
幸福度の最大になります。

その後は、ほぼ一定になるか、
場合によっては”減少”していきます。

つまり、ある程度お金持ちになったら、
それ以上幸せになれるわけでもないし、
むしろ不幸になる可能性すらあるのです。

幸せの国と言われるブータンは
IMF(国際通貨基金)の調査(2016)では
GDPが192カ国中165位と
経済的にはかなりの貧困層になります。

そのため、政府の方針として
経済ではなく、国民の精神的な
幸福の上昇を目指すようになりました。

その結果、ブータンの調査では幸福度は
GDP世界3位の日本と比べて
遜色ないレベルになっています。
(10段階で日本6.6,ブータン6.1)

「お金持ち=幸せ」とは”言えない”
というのが紛れもない現実です。

幸せの因数分解

もちろん、お金と時間があることは
人生の質を高めて幸せを感じるには
とても重要であることは間違いありません。

ただ、お金と時間「だけではない」といえます。

なぜなら、幸福度には主に
2つの因子が関係していると
考えられるためです。

幸福度は、この2つの因子の掛け算で
表すことができます。それは、

「不安の少なさ」×「理想の実現」

というものです。

お金が不十分だと
不安は大きくなります。

  • 週末の飲み会の代金が心配だ
  • 友達の結婚式のご祝儀が不安だ
  • 恋人の誕生日プレゼントはいくら使えるだろう
  • 今の仕事は10年後も続いているだろうか
  • 恋人と結婚式を挙げられるだろうか
  • これから家族を養っていけるだろうか
  • 子どもを大学に行かせられるだろうか
  • 家のローンは払い続けられるか
  • 車の買い替えはできるだろうか

お金の不安が大きいと
日々の生活も我慢が多くなりやすく
毎日が充実からかけ離れていきます。

逆に、お金で満たされていくと
このような不安が消えていき、
不安がなくなるにつれて、
その分、幸福度も上がっていきます。

不安がほとんどなくなるのが
月収で約70〜80万円となる
800〜1000万円と推測できます。

そのくらいで、基本的な不安からは
ほぼ解消されるのでしょう。

しかし、不安が消えてからは、
いくら収入を上げても、
不安の量は変わらないので、
幸福度が上がることはほとんどありません。

そこで大切になってくるのが
理想を実現していくこと、
理想を実現している状態になることです。

理想がないことの危険

確かに、理想うんぬんよりも
金銭的な自由を得て
諸々の不安から開放されることは大切です。

その点では、理想については
”後まわし”でも良いかもしれません。

しかし、これには幸福度を下げる
目に見えない危険性が含まれています。

収入を上げても場合によって
幸福度が下がる可能性があるのは
この理想がない状態だからです。

なぜなら、実現したい理想がない場合、
必要以上に稼いだお金、つまり余分なお金を
「どのように使えばいいか分からない」ので
無目的、無意味にお金と時間を使ってしまいがちになります。

残念ながら、お金と時間を使って
様々な体験をしたからといって、
理想は見つかるわけではありません。

理想は「過去の自分」から作られるのであって、
お金と時間の上に作られるものではないからです。

逆言えば、理想を見つけるのに、
お金も時間は必要ありません。

自分自身をしっかりと見つめ、
自分と対話することが大切です。

体験願望と理想

お金持ちになったら、モテたいとか、
高級マンションに住みたいとか、
一見さんお断りの料亭で食事をしたいとか、
世界一周をしたいなど、
お金をふんだんに使った体験を
してみたいという方も多いと思います。

ここで注意したいのは、
これらは実現したい理想ではない場合がほとんどです。

これらは

「今までやったことがないので
 試しにやってみたい」

という

”体験願望”

に他なりません。

あくまでも体験願望であると
事前に割り切っておかないと、
経験した後に「なんでこんなことしてるんだろう」
どこか虚しさ感じることもあります。

つまり、その虚しさが故に
収入が上がって、いろいろと体験するほど、
幸福度が下がってしまいます。

自分の人生として成し遂げたい理想と、
単なる体験願望は出来るだけ区別しておきましょう。

幸せになる権利と資格

当たり前ではありますが、
幸せになる権利は誰にでもあります。

けれど、幸せでいるためには、
そうであるために必要な条件があって、
それを満たすことが大切です。

いわゆる、幸せになるための
”資格”のようなものです。

まずはお金の面で満たされること。

次に理想を持ち、それを実行すること。

どの程度のお金で満足するのか
その基準を持つこと。

そして、実現したい理想とは何かを
ある程度でも明確化できていること。

これが幸せの資格を得るための
条件と言えます。

今から理想を持つことが大切

あなたにもお金持ち、時間持ちになって
今抱える不安から開放されて、
幸福度を今よりもずっと上げてほしいと思っています。

でも、それだけでは不十分です。

収入面で結果を出せば出すほど
幸福度を下げるリスクを抱えるからです。

だからこそ、今のうちから
自分なりに実現したい理想を
持っておくと良いと思います。

理想は行動力の源泉でもあります。
そのため、お金がない今からでも
明確に持つことが大切です。

そして、お金持ちになった時に
より幸せになれるかどうかの
「大きな分岐」になる可能性があります。

あなたが人生をかけてしたいこと、
なりたい状態とは何だろうと、
ぜひ真剣に考えてみると良いでしょう。